シベリアの原住民より「神」とあがめられているシベリアカラマツから抽出されるエキスに含まれるジヒドロケルセチン(タキシフォリン)は、抗酸化作用があり美容系、抗老化サプリメントとしても流通しています。
国立循環器病研究センター研究所再生医療部の齊藤聡流動研究員と病院脳神経内科の猪原匡史部長らの研究チームはタキシフォリンのもう一つの特徴であるであるアミロイド凝集抑制作用に着目し、アルツハイマー病に効果がないかマウスを使って調べました。
その結果、タキシフォリン投与によりアルツハイマー病の原因物質である脳内アミロイドβ(Aβ)が減少しただけでなく認知機能障害も回復させられることが動物実験で明らかになりました。
Acta Neuropathologica Communications